ダナンの花火 出典 : http://event-carnival.com/

ダナンの夜を彩る大花火~ダナン国際花火大会を大特集!~

ベトナム中部のダナンで、2年に1度開催されるのがベトナム最大の「ダナン国際花火大会」です。世界各国のチームが2日間にわたり開催するダナン随一のイベントと言って差し支えないでしょう。英語では「Da Nang International Fireworks Competition (DIFC)」とよばれます。

ダナン国際花火大会とは?

「国際」という名が示すように、各国からの花火師がそれぞれ30分ずつ花火を打ち上げて優劣を競います。直近で2015年4月28.29日に行われたこの大会はベトナムのほか、米国、オーストラリア、ポーランド、南アフリカなど各国のチームが熱戦を繰り広げました。

花火はダナン市内を流れるハン川周辺で打ち上げられ、ベトナム国内でも唯一という規模の花火大会のため、 海外からの観光客はもちろんベトナム各地から6万人に及ぶ観光客から夜空に浮かぶ大輪の花火に大歓声があがります。
その規模の大きさはもちろん、BGMも花火に合わせて流れ雰囲気は最高潮の盛り上がりを見せる、各国代表の努力に感動もひとしおな大会です。

大会では、メインステージでコンサートやフラワーボートパレード、ナレーター(ベトナム語と英語の二か国語対応)による花火解説など様々な催し物が観客たちを楽しませ、路上には腹ごしらえのできる屋台もたくさん出ています。

また花火だけでなく、ハン川やそこにかかるドラゴン橋やソンハン橋がネオンに彩られなんとも幻想的な空間を作り上げ、大きな存在感を放っています。

なぜダナン国際花火大会は、始まったのか?

実はベトナムでは手持ち以外の花火は全て禁止という法律があるため、花火の打ち上げは年末年始や独立記念日などの国の祝日等に限定されています。その花火も15分ほどであり、大規模な花火大会は実はベトナムではダナン国際花火大会のみなのです。 では、なぜ法律が厳しい花火の大会をダナンで行うことになったのでしょうか?

そこにはダナン市の急成長と葛藤が関係がありました。10年前、ダナン市の首脳陣は、ダナンの経済を発展させるために何をすればいいか頭を悩ませていました。北にはフエ、南にはホイアンがあり、ダナンはその存在価値を模索していました。当然、それらの2都市とは違う道を進まなければなりません。
ダナンの目玉が必要とされていたのです。そこで白羽の矢が立ったのはベトナムでも行われていなかった花火大会でした。そうしてつくられたイベントが、ダナン国際花火大会だったのです。花火大会の主催はダナン市人民委員会が司る、そんな市を挙げてのイベントだったのですね。

◆注意点

・観覧チケットは市内各所で売られています。公式サイトに購入可能場所が記載されている他、旅行代理店等でも購入できるようです。

・花火大会前後は予約が殺到し、航空券もホテルも値段が急騰します。開催場所がバクダン通り沿いに流れるハン川となるため、チャンフー通りは立地的に最適の滞在場所となりますが、この期間なるべく早めの予約をしましょう。

・開催日には16:30~17:00まで交通規制が敷かれるため、道路の混雑が予想される。また車両通行止めにより、車で入れないホテルやレストランもあるので、この時間帯に旅行を予定している場合は注意が必要です。

・花火の観覧席は後ろから見ると凄い迫力でものすごい高さです。鉄筋の足場を組んだだけのような観覧席ですが、花火が始まる頃には隙間なく人で埋め尽くされていました。観覧チケットはこのエリアへの入場券としての役割で、全て自由席です。

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