ダナン市の情報
ダナンは中部地方中央に位置し、面積は約1,250k㎡です。 人口は約90万人を誇り、年々右肩上がりで増加しております。 言語はベトナム語が公用語です。中部独特の訛り発音があり、北部の人々からは田舎者とも言われることもしばしば。その訛りのある発音は少し聞いただけで、中部のどこの地域か分かるようです。英語は政府や企業関係者や大学生レベルの若者を中心に一部で通じる程度となります。 ダナンへの観光客は2014年のデータでは380万人でした。そのうち外国人は95万人、うち日本人訪問者数は5.2万人だそうです。ベトナム航空の成田・ダナン間の直行便が就航してから、日本人訪問者は2倍近くに増えています。 また、世界最大の総合オンライン旅行会社エクスぺディアの日本語サイト(エクスペディアジャパン)が発表した、 2014年海外旅行急上昇ランキングでは、ダナンが第1位(前年比50%増)となりました。ダナンは今世界で一番ホットな旅行先と言えるでしょう。
歴史
ダナン市は15世紀まで栄えたチャンパ王国が置かれていた場所でもあるとして、現在でもいたるところからかつて栄えていたチャンパ王国の遺産が出土されています。現在ではあまり見かけることも少なくなったチャム族も暮らしており、運がよければ民族衣装を身にまとった彼らを垣間見ることもできるでしょう。
名物料理と特産品
ダナン及び中部地方に伝わる名物は多々あり、現在ではベトナム全土で食べることができるものがほとんどです。しかし、ダナンでは他とは少し違った食べ方をするのが特徴です。 特産品は刺繍画と大理石です。特に大理石に関しては有名で、郊外にそびえたっている五行山は山そのものが大理石でできています。
ダナンの治安
ベトナムでは、スリやひったくり、盗難などの被害はよく見られますが、殺人や強盗など、凶悪犯罪は全国的に少ないと言えます。また、ダナン市はそんな治安のよいとされるベトナムの中でも、特に治安のよい都市と言われ、犯罪や路上生活者がほとんどおりません。道は広く、ゴミのポイ捨ても少ないため、衛生環境も良いと言われています。 その理由がダナン市が推進する、5つのNO(貧困世帯なし、小中学校において中退する生徒なし、物乞いなし、麻薬中毒者なし、物目当ての殺人なし)と3つの持つべきもの(住居、仕事、文明化されたライフスタイル)の実践です。これらの理念を通じ、生活の質的向上をどこよりも目指しているため実現できる治安の良さと言えるでしょう。 その証拠に、これまでアジア各地を旅行された知人らも、「東南アジアで唯一、ホッとできる心地よい街」だったと、「まるでベトナムではないみたい」と驚かれていました。私もそう感じます。 ただし、そこは日本とは違うのもまた事実。世界有数の治安の良さを誇る日本と比べると治安は悪いですので、海外であるということは忘れずに行動をしてくださいね。特に観光地や繁華街へ行く場合は貴重品の所持にはくれぐれもご注意を。
ダナンのお金事情
使用通貨
ベトナムの通貨単位はベトナム・ドン(VND)です。10,000ドン=50円程度で考えておけばよいかと思います。ドンを2で割って、桁からゼロを2つ取りとおおよその日本円なので活用してみて下さい。 ドンには紙幣(12種類)と硬貨(5種類)があります。 紙幣は、100、200、500、1,000、2,000、5,000、10,000、20,000、50,000、100,000、200,000、500,000の12種類。 硬貨は200、500、1,000、2,000、5,000の5種類。 硬貨は旅行者が目にしたり使ったりすることはほとんどありません。というのも市民生活では多くの場合、紙幣が使用されるからです。その紙幣の中でも100、200、500の3種類はほとんど流通していないと考えてよいでしょう。 紙幣の場合は、全紙幣の肖像画に初代国家主席のホー・チ・ミンが印刷され統一されています。100ドンから50万ドンまで幅広く、金額の桁が多いため、旅行者は見間違えやすく注意が必要です。
両替
なお、日本ではベトナム・ドンを日本円に両替することができないので、ご注意下さい。ベトナムでの両替は、到着空港の両替所か、市内の銀行や両替所、滞在ホテルで行うことが多いです。一流ホテルでは日本円の両替も可能ですが一般的には米ドルが一番便利です。また、一流ホテルなどではクレジットカードの使用が可能ですが、街中のレストランや店舗などでは安全性確保のため、クレジットカードよりも現金の使用がおすすめです。
ダナンの物価は、ハノイやホーチミンといったベトナム国内の大都市と比較して生活コストは安価で、暮らしやすいと言えるでしょう。分かりにくいですが、ミネラルウォーターは1本50円、フォーは1杯100円程度。ハイネケンやサンミゲルの中瓶が150円で、地ビールのジョッキでしたら70円です!日本と比べて物価は3~6分の1程度なので、思う存分に食事やショッピングが楽しめます! ちなみにダナンに限らず、ベトナム中部地区は、観光地であるフエやホイアンでさえも、まるで古き良き時代のまま取り残されたかのように、びっくりするほど物価が安いです。ホイアン名物カオラウは、人気店で食べても50~70円ほど。 ただし、ここ数年のベトナムは物価が日に日に上昇しており、数ヶ月単位で価格の変更が行われることもあります。しかし、それでも日本と比較すると全体的にはまだまだ安いベトナムの物価ですので、豪遊をしてみて下さいね!
チップの習慣
ベトナムにチップの習慣はありません。基本的な考え方は日本とほぼ同じで、代金の中にサービス料が含まれている場合が多いそうですが、タクシードライバーに長時間運転してもらったり、高級レストランの店員が気持ちいいサービスをしてくれた時には、100円程度で構いませんのでチップを渡してあげましょう。
ダナンの天気・気候・ベストシーズン
ダナンの気温は年間平均25℃、湿度は年平均で82%。 ダナン・フエなどのベトナム中部は高温多湿で雨が多いのが特徴です。南西モンスーンの影響を強く受け、特に雨季である9~12月になると多い時で500mm以上の雨が降り、場合によっては洪水に見舞われることもあります。乾季は3~8月です。気温が最も暑いのは6~8月で、最高気温は40℃になることもあります。しかし屋外では海風が通るため数字ほどの湿気は感じません。 観光のシーズンは乾季に入る3月~7月で遺跡巡りや街歩きに良い季節です。リゾート滞在に適した期間は4月~9月上旬となりますが、ビーチリゾートでのベストシーズンとなると5月~7月上旬となります。10月~12月が雨季、ビーチ沿いのリゾートでも10月~2月末は海で泳ぐことができません。ただし、10月からの雨季のほうが暑くなく過ごしやすかったり、高級リゾートホテルが10月から安く宿泊できるよう値下げしたりしています。要チェックです。 またランコーはベトナム北部と南部の境となるハイバン峠の北側のため、ダナン・ホイアンとは少し気候や天気のずれがあります。
ダナンでの服装
基本的に日本の夏服で問題ありませんが、冷房対策に上着はあったほうが安心で便利です。また12~2月の旅行の際にも最低気温が20度を下回ることがあるので、それなりの身支度が必要です。 標高が高く避暑地となっているバナヒルズでは、夏でも半袖では寒さを感じる気温になることがありますので注意してください。 現地では年間を通じ、日焼けを避けるために長袖姿の女性を多く見かけます。
時差
ベトナムと日本の時差はマイナス2時間です(日本が昼の12時の時、ベトナムは午前10時)。ヨーロッパやアメリカと比べると身体的には楽ですが、それでも飛行機の到着時刻によっては調子が狂ってしまう場合もあります。特に現地到着日は睡眠をしっかり取って、早めにコンディションを整えましょう。
電化製品
ベトナムでは、日本と同じ(A型)のプラグが主流だそうです。たまに(C型)も見かけることがあるそうなので、心配な方は事前に日本で買い揃えてもいいかも知れませんが、ほぼ必要はなさそうです。 また、日本の電圧は100Vですが、ベトナムの電圧は220Vです。パソコンやスマートフォンの充電器などは海外でも使える物が多いようですが、アダプターに対応電圧の幅が記載されているので確認して下さい。非対応の電化製品については、旅行用のミニ変圧器が売られていますので、事前に用意しておきましょう。
ダナンのタクシー
ダナンには緑、白、黄色など色とりどりのタクシーが街中を走っています。いずれもメーター式で運転手も親切、高く請求される心配はほとんどないので、移動にはタクシーをオススメします。初乗り料金は40円程度~。
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